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歯の溝にはおすすめです!その名も『シーラント』

2015/11/06



歯には溝がある事はご存知ですよね〜

食べ物をすりつぶすために、歯には溝があります。

その溝に食べ物が詰まったり、あめ、クッキー、キャラメルといった甘いものが

くっついたりするとむし歯の原因になります。

これに対してあらかじめ、むし歯になりやすい歯の溝を埋めてしまうことで、

むし歯から歯を守る事ができます。

お子さん、特に永久歯に生え換わったときには、ぜひ行っておきたい処置の一つです。

その名も『シーラント』です!

 

1.シーラントってなに?

歯磨きで磨き残しが出てしまいやすい歯の溝の部分に
プラスチックを埋め込んで物理的に封鎖したり、 シーラント材の中に含まれる
フッ化物により 再石灰化作用を促進するむし歯予防法です

2.方法(手順 )

 

❶ シーラントを埋める歯の溝の清掃を行う

❷ 歯に薬を塗布します (この薬はシーラントを取れにくくするために用います)

   ↓ 歯を水で洗います

    歯の溝にシーラント剤を埋めます

❸ シーラント剤を硬めるために光をあてます

❹ シーラント剤が硬化して終了です

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シーラントをする時に歯を削るわけではありませんから心配はいりません

 大体が1回で済みます

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3 注意点

時々材料が欠けたり取れてしまうことがあります 
そのままにしておくとむし歯になりやすい原因にも
なりますから早めに再度シーラントをする必要があります
シーラントは予防処置ですので、シーラントをしたからといって
必ずむし歯にならないというわけではありません。
正しい歯磨きをしなければ歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間から むし歯になってしまいます。
シーラントをした後もチェックしてもらいましょう!
当院では、3M クリンプロを使用しています
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4 まとめ

 
生えたばかりの子供の歯は柔らかく、むし歯になりやすい状態にあります。
また、子供はなかなか上手に歯磨きできないため歯の溝の中はむし歯菌が増えやすい
というリスクがあります。
そのため歯の溝を塞ぐことで、歯ブラシも当たりやすく、汚れが溜まりにくくなります。
ごく表面に限られた初期の浅いむし歯の場合にも、削らずに塞ぐことで
むし歯の進行を止めることができます。
シーラントは、歯の溝からのむし歯予防効果があります。
歯の再石灰化を促すフッ素が配合されていますので、
特に生えたての永久歯には、『シーラント』おすすめです!
 
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