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噛みしめていませんか?

2016/02/15



噛みしめる癖

日中歯を噛みしめていませんか?
「いいえ」と答えた方、今、上の歯と下の歯が合わさっていませんか?
唇を閉じた状態で常に歯列接触させている患者さんは
唇を閉じていれば歯が触っているのが当たり前だと思っているようですが、
それはTCH(Tooth Contacting Habit) 歯列接触癖という癖なのです。
上下の歯の接触時間が長くなると筋肉の緊張や疲労、顎関節の負担が増えてきます。
睡眠時の無意識の噛みしめや歯ぎしりの症状により、起床時症状(顎の疲労感
歯の違和感 口が開きにくい)や顎関節症、頭痛など様々な不定愁訴にも関わっている
可能性があります。

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歯をあわせていないリラックスした状態                          TCHで口元が緊張した状態

 

どんな時にTCHになりやすいか?

緊張している時 対人との交渉
苦手な人との会話
集中している時 精密作業への従事
家事(調理、掃除、洗濯)
PC使用
TV 携帯ゲーム
携帯電話 スマートフォン
車の運転
長時間うつむいている時 勉強 読書

TCHによる口腔内の症状

咬耗(噛み合わせの面のすり減り)
歯の慢性咬合痛
歯周病の悪化(歯を支える歯槽骨が局所的に失われる)
つめ物やかぶせ物の脱離
歯の破折
楔状欠損(歯の根元の負荷によるエナメル質の破壊)
知覚過敏(歯がしみる)
慢性的な口内炎
噛み合わせの違和感
舌や粘膜を咬む
舌痛症
外骨症(骨隆起)
義歯使用時の痛み


力を抜いてみましょう    

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安静にしているときには口唇は閉じていても歯と歯の間には隙間があるのが正常なのです。

舌の位置はどこにありますか?
下の前歯に舌が触れていると無意識に噛みしめてしまいます。
舌先は上の前歯乳頭部の後方に軽く接触するのが正常です。
すると歯を離開させることができます。
意識づけるために、家の中で「歯を離す」などと書いた紙を張って思い出す
方法があります。
生理的な歯列接触は、会話 咀嚼 嚥下の機能時に瞬間的に起こり、
1日のうち平均17分程度が正常と言われています。
安静位空隙が条件反射で無意識にできるように心がけてみましょう。
これだけのことが症状改善につながるかもしれません。

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