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神経がない歯の虫歯の治療

2016/12/16



 
以前神経を取って治療をした歯が、再び痛んだりして歯科医院に行ったことはありませんか?
また定期検診でレントゲンを撮ってもらったら、神経を取った歯の根元の所に黒い影(膿の袋)
が写っていて再治療を勧められたりしたことはありませんか?
 
一度神経をとって歯の治療が終わっている歯でも、歯の根の中にある根管(歯の神経があった管の事)に細菌が入り込み感染を起こしている場合は、根管を消毒していきます。
その事を感染根管治療と言います
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神経がない歯の治療するのはどんな時?
神経がないのでしみたりする事はありませんが
•なんとなく鈍い痛み
•いつもではないが噛むと痛い
•ズキズキした痛み
•噛み合わせると痛い
•歯の根元あたりにできもののようなものがある
•歯茎が腫れたり、引いたりを繰り返す事がある
など、症状としてはこういう事が多いですね。
 
まずレントゲン撮影をして確認してもらいましょぅ。
 以前に神経を取ってある歯は、神経があった管の所に消毒をして根管充填剤を入れて
います。何も感染がなかったら痛みもないのですが、充填が不十分に行われていたり
根管の中が感染を起こしてしまい骨や歯周組織にまで炎症が広がった場合は、痛む事があります。その時は、根管充填剤を除去してもう一度根管を消毒する必要があります。
 
神経がない歯の治療の流れ
①レントゲンで確認(レントゲンで分かりづらい場合にはCTを撮って確認します)
②被せ物があれば除去します
③根の治療を開始します
④根管充填剤を除去して消毒を開始します
(根管測定器や難しい場合はマイクロスコープを使用します)
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⑤消毒も終わりきれいになれば根管充填剤を入れます
⑥被せ物を入れていきます
●病変が大きく経過を見た方がいい場合は、被せ物をしなくて仮歯で様子を見る場合もあります。状態が良くなれば被せていきます。
 
 
注意しておきたいのが、治療中そのまま来られなくなる方もおられます。歯の根がむき出しになったままだと感染しやすく虫歯になってしまいます。
ひどくなれば歯を抜かないといけなくなる場合もありますので、必ず最後まで治療してもらいたいと思います。
 
気になる方はお気軽にお越しください。
 
 
 

 

 

 

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