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嘔吐反射で歯科治療が苦手という方いませんか?

2017/08/08



 

 

歯磨きをしているとき、歯科治療のとき、

「オエッ」というような強い吐き気をもよおした経験はありませんか?

 

1.嘔吐反射とは

   口腔内にものを入れた時に吐き気を起こす状態のことです。

   通常の場合でも、喉の奥に異物を感じると吐き気を伴いますが、

   嘔吐反射とはその状態が非常に強く、喉の奥ではなくても反応してまう状態の事をさします。

    このような症例が出る状態とは、

 

 ◾︎ 歯ブラシを口腔内に入れた時

 ◾︎ 歯科治療で型取りをするためトレーを口に入れた時

 ◾︎ 口腔内に溜まった唾液や水を取るためにバキュームを入れた時

 ◾︎ レントゲンを撮る時にフォルダーを入れた時

 

                                                      など多くのことが考えられます。

 

2.嘔吐反射の原因とは

      嘔吐反射が起こる原因としては、主に3つに分けられます。

 

1、口腔内の刺激により生理的な反射で起こるもの

      人間の体は異物を感じたときに本能的に吐き出そうとします。

      その結果、嘔吐反射が起きます。

 

2、過去の歯科治療に対する恐怖心(トラウマ)や不安、極度の緊張などの

      心理的な要因、一度症状を感じてしまうと次の治療の時にも、

      また吐き気が襲うのではないかというようなことを、無意識に考えて

      しまうことによって引き起こされることもあります。

 

3、呼吸方法によるもの

       普段から口呼吸の習慣があり、鼻で呼吸をしていない場合歯科治療による

       嘔吐反射を引き起こしやすくなります。

 

3.当院での対策とは

 

  ●歯磨きのときは、小さいヘッドで磨く

  ●ユニットは、少し起こした状態での治療をする

  ●リラックスして、ゆっくりお鼻で深呼吸する

  ●自己暗示をかける

  ●無理に治療せずゆっくりやっていきます

      治療時間、治療期間はかかります

   ※表面麻酔スプレー(キシロカインスプレー)

      口腔内に塗布することによって反射を鈍くすることができます。

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最後に

嘔吐反射で、治療が怖いという方は事前にお伝え下さい。

歯磨きが苦手な方は、正しい歯磨きの仕方をお教えいたします。

気軽に声をかけて下さいね。

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