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舌がんかもしれない‼︎

2017/12/23





舌はデリケートですので、何か刺激があるとすぐに痛みを感じるものです。

痛みが気になり鏡を見ると、口内炎ができている。

ところが、いつまでたっても治らない。
「本当に口内炎なのだろうか?もしかしたら、舌がんなのでは?」と思ったことはありませんか?

口内炎ができると、円形または楕円形の白い潰瘍その周りが赤くなります。
しかし、「しこり」はありません。

舌がんの場合、縁がギザギザしていびつではっきりしておらず、触ると固いしこりがあるのが特徴です。


口内炎は話したり、食事をしたりするだけでかなりの痛みを伴う場合が多いです。
舌がんは、口内炎より痛みが少ないことが多いです。
でも、これらの特徴だけでは、口内炎か舌がんかの区別は難しいです。

舌がんは自然に治ることはありません。

口内炎らしきものが2週間以上治らない場合は舌がんを疑う必要があります。

がんに進行する可能性もある白板症(はくばんしょう)とは

口腔粘膜に厚くべったりとした白斑が形成される「白板症」も、がん化することがあります。
白板症は、病理組織学的には異形上皮(いけいじょうひ)と呼ばれ、
がんを「クロ」、正常を「シロ」とすると、グレーの疾患であるといえます。

グレーのまま経過する人もいますし、放置をしているとクロであるがんに進展することもあります。

そのため、白板症は必ずしもすぐに取り去るべきものではないものの経過観察を行い、

がん化の危険を感じられる変化があれば除去する治療を行います。


舌がんの原因として

• 喫煙習慣
• 飲酒
• 歯並びが悪い、歯が内側に傾いているなどによって、舌の同じ部位を慢性的に刺激する
• 義歯の金具がつねに舌に当たることもがんのリスクとなる
• 舌に歯型がつく(就寝時にくいしばり、舌癖など)
• 香辛料など刺激の強い食べ物をよく食べる
• 口腔内が不衛生(歯磨き不足、歯周病、舌苔などで細菌が増え口腔が酸性になっている)

などがいわれています。




舌がんの治療

舌がんは、初期の段階で治療すれば、味覚や発音の障害を残さず完治することができると言われています。
比較的早期に発見された場合には、がんの部分のみの切除手術または放射線治療のいづれかの方法で治療します。
進行したがんであれば、舌の大部分を取り除かなければいけなくなることもあります。切除部が大きい場合、他から筋肉弁を使って舌の再建術が必要な場合もあります。

切除部分が多いほど、完治後もしゃべりにくい等の障害が残る可能性が高いです。
舌がんの特徴として、リンパ節へ転移しやすいことがあげられます。そのため、小さいがんであっても安心はできません。



まとめ

舌がんは肺がんや胃がん、大腸がんなどに比べ発症率は決して高くありません。

しかし、舌は話す、食べる、飲み込むなど機能的にとても重要な器官のため一部を切除しただけでも

感覚が戻るには時間がかかります。

そのため早期に発見し治療することが重要になります。

先月の豆知識コラムにセルフチェックの方法を載せていますのでご覧ください。

少しでも心配なことがあればかかりつけの歯科に相談してください。

 

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